AmazonのセールでKindle端末を購入しました。
今まではスマホアプリで読んでいて特に不自由はなかったので少し迷いましたが、結果は買ってよかったです!
手に持った時のサイズ感が書籍に近いのもいいですし、ブルーライトもほとんど発生しないので睡眠前にも気にすることなく使えます。
Kindle Paperwhite シグニチャー エディション (32GB) 6.8インチディスプレイ ワイヤレス充電対応 明るさ自動調節機能つき 広告なし ブラック
Kindle Unlimitedのお試しもついていたので、小説の検索で上位に出てきた『余命10年』という作品を読んでみました。
後から知ったのですが、作者の小坂流加さんはこの『余命10年』の編集が終わった直後に刊行を見ることなく亡くなったそうです。
それを知ると主人公の茉莉は、病と闘う作者自身の姿だと思わずにはいられない作品でした。
難病を患った茉莉は余命10年を宣告されてしまいます。
10年という長いような短いような時間を懸命に生きる茉莉。
今までためらっていた心から楽しいと思えることに全力で向き合い充実した日々を送ります。
ただ恋愛だけはできずにいます。
死を怖れない茉莉は、愛する人を作ることで死が恐ろしいものに変わってしまうと分かっていたからです。
しかし出会いは訪れてしまいます。和人とのタイムリミットのある幸せな時間はとても切なく残酷ささえ感じました。
恋を通じて強くなっていく茉莉、そして最後には生きていたいというストレートな思いが伝わる感動的な作品でした。